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Chiu, I.-H.
no journal, ,
物質にミュオンを捕捉させたのちに放出される高いエネルギーのミュオン特性X線を用いた物質内部の非破壊元素分析法の開発が行われている。我々は天文学に使われている二次元テルル化カドミウム硬X線検出器(CdTe-DSD)を活用し、ミュオンビームによる非破壊三次元元素イメージング手法を確立した。本研究では、CdTe-DSD量産機と回転測定システムを組み合わせることで、3Dイメージングシステムを開発した。このシステムを用いて、J-PARC/MUSEミュオン施設において、文化財の三次元イメージング分析実験を実施した。回転機構に設置したCdTe-DSDによるサンプル由来のミュオン特性X線のイメージをSPECT/CTの技術に導入し、2D投影イメージから三次元空間に逆投影を計算した。これで、文化財の酸素とケイ素の3D立体像を再構成できた。本発表は、これまでの実験詳細と解析成果を紹介する。